2005年05月25日
「スピーディーな展開は予想以上だった。試合そのものがハイテンポだし、ブラジルでも試合の立ち上がりは速いテンポでプレーされるんだけど、やがて試合の流れには緩急が付けられて、ゲームが組み立てられていくものなんだ。それが日本では90分間、一瞬たりとも気を抜けないからね。100%の勢いではじまったものが、100%で終わるから、息つくヒマもないぐらい。そういった部分では戸惑いもあったね」 鹿島アントラーズ アリ選手のインタビュー サッカーマガジン 2005年5月31日 1027号
ふと、疑問に思う。日本のサッカーがそれほど世界的に見てもハイテンポなサッカーだとしたら、なぜ、日本は、もっと世界の中で勝てないのだろうか・・・・・
日本のサッカーは速い。スピードがある。
こういった感想をもらす外国人選手は多い。日本を評価するときに、テクニックとスピードというのは、決まり文句のように繰り返される。
しかし、それにもかかわらず・・・つまり世界的なスピードを持っているのに、「圧倒的に強い場面」を見ることはできず、その逆に、遅いはずの相手のサッカーにやられてしまう。
そういえば、遅いはずの海外のサッカーに、点数を取られた時のせりふも決まっている。
「その一瞬だけ、集中力を切らしてしまった」
本当だろうか? もしかすると逆じゃないか、とそんなことを、ふと思う。
そうではなく、いつも絶え間なくうごいているために、集中ができずにいるのではないだろうか?
日本人は一生懸命に、勤勉に、90分間、集中力を切らさずにサッカーをしようとする。
「90分間の集中」 !?
集中とは、たいてい必要なそのときに、高めるべきもので、ずっとやっているものではない。
普通 「集中!」 って言われたら、そう言われてから、せいぜい、1分以内の話だ。
サッカーに当てはめてみよう。
「そうだ! ここだ!」
そう思ったら、そこから、ゴールを決めるまでの時間は、やはり1分以内の話だろう。
集中とは「点」であり、「線」や「面」ではない。ましてや、対象となる時間の全部ではない。
90分間の集中 というのは、ただの矛盾した考え方だ。
そんな気がして仕方がない。
僕はサッカーをプレイしたことがないが、なんだか、スピードがある、と海外のプレイヤーやメディアに誉められたときに(誉め言葉じゃないのだろう)、とても不安になる。
100%ずっとハイテンポで、そして負ける。それは、なんだかとても馬鹿みたいで、いやだな。
日本のサッカーよ、リラックスしよう?
そして、その瞬間が来たら、集中どころか、爆発すればいい。
[投稿者: nori : 2005年5月25日 23:12]
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