カズ 三浦知良

あとは、人を使う、つまりコーチングですよね。言葉って物凄く大事なんだな、というのがだんだんわかるようになってきた。若いころは、コーチングで試合に勝つことがあるなんて、思いもよらなかった。黙ってても意思の疎通ができるのがプロだろう、と思ってた、そうじゃなくて、実際に言葉を出すことが大事なんだと今はいつも実感してますNumber 625 創刊25周年特別編集号 4月21日号 山本アナウンサーのカズへのインタビューから

ええっ! そうなのかぁ・・・・。カズにして 「声を出すことの大切さ」 「言葉の大切さ」 を知るのか・・・・・
スポーツというのは、カラダを動かすものであって、口を動かすものではない、というのが暗黙の了解だったと思う。
特に、この国=日本では 「男は黙ってサッポロビール」 という言葉が、深く深く人々にしみこみ続ける文化的な背景があったから、「スポーツ中におしゃべりになる」 という発想は、なかなか浸透しなかった。
オフトは、コーチング という言葉で、言葉の大切さを伝えようとしたが、カズをもってしても、その意味を本心から知るまでに、多くの時間を費やしたのだ。
「言葉の大切さ」 が、スポーツの世界で語られるようになったのは、最近のことだろう。
僕はピッチに立ってボールを蹴った経験がないので、ピッチ上での言葉の大切さはわからない。
それが、勝ち負けをも左右してしまうほど大切なもの、と認識することは、ちょっと難しそうだ。
でも、こうやったカズの20年の経験から紡ぎだされた言葉を聞くと、「ああ、言葉って大切なんだな」 とシミジミ思うことになる。
同じようなことを最近別の人の口からも聞いた。
発言の主は 日本サッカー協会の審判チーフインストラクターのレスリー・モットラム氏。
彼が、JSPORTSの「フットボール・アンチ・クライマックス」という番組で語っていた。

「日本では、長らく審判は選手とは話してはいけない、という考え方が根強くあったようですが、審判と選手のコミュニケーションというのはとても大切です」

だいたいそんなような趣旨のことを言っていた。
モットラムと、カズの言っている意味合いは、少し異なる。
ただ、「コミュニケーションはサッカーの一部」 というポイントは変わらない。そして、これまではそれをよしとしない文化がこの国にはあった、という点も。
言葉は大切なのだ。少年たちよ、日本人選手たちよ、もっともっと主張する力、自分の気持ちを伝える力を持とうね。
もうひとつ、カズの素晴らしさは、結局のところ、自分を包み隠すことなく語る、その姿勢にある。
この年齢にして、それをカズが手にしたことで、もっともっと成長ができるのかもしれない。
久しぶりにピッチで動き回るカズを生で観てみたい。
この週末 横浜-神戸 のゲームがある。
日産スタジアムに足を運ぼうかな。
カズのピッチの声を聞いてみたい。

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