モウリーニョ節再び サッカーの言葉メモ

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今季チェルシーは、ほぼカーリングカップを手中にし、ほぼチャンピオンズリーグに勝利し、ほぼプレミアリーグを制覇した。だが、『ほぼ』というのは何も成し遂げていないことだ
2008年5月26日 チェルシーの今期の戦いぶりについてコメント

いや、このコメントには笑いました。
チェルシーのアヴラム・グラント監督も結構がんばったジャン、と思った矢先だったから、このコメントは傷口に唐辛子をすりこむように効いた感じだ。
そういえば、昔、システムプロジェクトにかかわっていたとき、あるチームがデータを全部消して、さらにバックアップを取っていない、というトラブルを引き起こした。
「バックアップぐらいとっておけよ」と若手社員だった僕が言うと、先輩社員にたしなめられた。
「そういう言葉は自分に返ってくるんだ」
つまり、他人をけなすと、同じような痛い目に自分があうことになるから、他人を責めてはいけない、というありがたい教えだ。
もちろん、素直な若手の僕は「るせーな」と思った。この機会に騒いで、みんなが痛いと思ったほうが、繰り返さなくていいじゃん、とえらそうに言い返した。
でも、本心は「やべ、俺も同じような失敗するかな」とちょっとびくびくしていた。
モウリーニョは、自分が言った言葉が、やがて自分に返ってくるとか、そんなことは考えない。結果を残すことが自分の使命だと思っている。
久しぶりのモウリーニョ節を聞きながら、ああ、この人は、監督として結果を残すために、またアクセルをぐんと踏み込んだんだな、とそう思った。
グラントどうしてるかなぁ・・・(夜空をあおぐ)

今季チェルシーは、ほぼカーリングカップを手中にし、ほぼチャンピオンズリーグに勝利し、ほぼプレミアリーグを制覇した。だが、『ほぼ』というのは何も成し遂げていないことだ
私の哲学では(今季のチェルシーの結果は)最悪だと思う。なぜならフットボールの世界では『ほぼ』というのは失敗を意味する

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